色彩検定3級の色相配色6種類。色相環の距離で考えると簡単

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「なんでこの色とこの色を組み合わせるの?」

配色の問題を解こうとするたびに、この疑問が頭に浮かびます。センスがある人はなんとなくわかるのかもしれないけど、管理人には正直わかりません(笑)。

でも、色彩検定の配色にはちゃんとルールがあります。そのルールの基本が「色相環の距離」という考え方です。2色の色相がどれだけ離れているかで、配色の種類と印象が決まる。これを知ってから、配色の問題がぐっと解きやすくなりました。

この記事は色彩検定公式テキストシリーズの第3回です。前回学んだ色の三属性・PCCSの知識がここで活きてきます。

この記事のポイント
  1. 色彩調和とは何か・なぜ重要か
  2. 色相を手がかりにした配色は「距離」で考える
  3. 6種類の色相配色を距離順に整理する
  4. 試験で色相配色を見分けるコツ
目次

色彩検定3級の色彩調和とは「ルールで作る美しい配色」

まず色彩調和という概念をざっくり理解しましょう。

センスではなくルールで配色できる

色彩調和とは、複数の色を組み合わせたときに統一感・調和・バランスが生まれる状態のことです。

「なんとなく良い感じ」という感覚的な配色と、「理論的に良い理由がある」配色はまったく別物です。色彩調和のルールを知れば、センスがなくても理論に基づいた美しい配色が作れるようになります。

Webデザインを学んでいる管理人にとって、「なぜこの配色にしたのか」を説明できるようになることは実務でも大きな武器になります。感覚から卒業して、言葉で説明できる配色力を身につけることがこの章の目標です。

色相を手がかりにした配色は「距離」で考える

色相を手がかりにした配色とは、PCCSの色相環上で2色の「色相差(距離)」がどのくらいかで配色の種類を決める考え方です。

色相環はPCCSで24色相が円形に並んでいます。2色の色相番号の差が小さいほどまとまり感のある配色、差が大きいほどコントラストの強い配色になります。

前回学んだ「補色は差が12」「類似色相は差2〜3」という知識がここで直接使えます。PCCSの色相環についてはこちらの記事も参考にしてください。

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色相配色6種類を距離順に整理する

6種類を一気に覚えようとせず、まず「まとまり系」と「コントラスト系」の2グループに大別してから細部を覚えるのが管理人のおすすめです。

  • まとまり系(差が小さい):同一色相→隣接色相→類似色相
  • コントラスト系(差が大きい):中差色相→対照色相→補色色相

距離0〜1:同一色相配色

同じ色相またはほぼ同じ色相の色を組み合わせる配色です。色相差は0〜1。

最もまとまり感が強く、穏やかで統一感のある印象になります。ただし変化が少なく単調になりやすいのがデメリットです。明度や彩度を変えることで動きを出します。

例:vivid の赤(2:R)と pale の赤(2:R)の組み合わせ。色相は同じで、トーンだけが違う。

距離2〜3:隣接色相配色

色相差2〜3の隣り合う色同士の組み合わせです。

同一色相より少し動きが出ますが、まとまり感はしっかり保たれます。自然で穏やかな印象になりやすく、失敗しにくい配色のひとつです。

例:赤(2:R)と黄みの赤(4:yR)の組み合わせ。

距離4〜7:類似色相配色

色相差4〜7の比較的近い色同士の組み合わせです。

隣接色相より動きが増し、まとまりを保ちながら変化も感じられる配色です。自然界の色合いに近く、見やすくバランスの取れた印象になります。

例:赤(2:R)とオレンジ(6:yO)の組み合わせ。

距離8〜10:中差色相配色

色相差8〜10の少し離れた色同士の組み合わせです。

まとまり系とコントラスト系の中間的な配色です。適度なコントラストがあり、メリハリが出ながらも強すぎない印象になります。

例:赤(2:R)と黄緑(12:G)の組み合わせ。

距離8〜10:対照色相配色

色相差8〜10の大きく離れた色同士の組み合わせです。中差色相と数値が重なりますが、テキストでは対照色相として別途扱われることがあります。

コントラストが強くメリハリのある印象になります。活動的・ダイナミックな印象を出したいときに効果的です。

例:赤(2:R)と青緑(14:BG)の組み合わせ。

距離11〜12:補色色相配色

色相環で正反対に位置する色同士の組み合わせです。色相差11〜12。

6種類の中で最もコントラストが強く、派手で目立つ印象になります。強いインパクトを出せますが、バランスが難しく使いすぎると落ち着かない印象になります。面積比に気をつけることが大切です。

例:赤(2:R)と青緑(14:BG)。差が12で色相環の正反対。 (参考:公益社団法人 色彩検定協会)

試験で色相配色を見分けるコツ

6種類の名前と数字を覚えたら、次は試験問題で実際に見分けられるかどうかです。

色相差の数字を計算するだけで答えが出る

試験では「この2色の配色は何色相配色か」という形で問われます。解き方はシンプルです。

色相配色の見分け方

  1. 2色の色相番号を確認する
  2. 色相番号の差を計算する(大きいほうから小さいほうを引く)
  3. 差が12を超える場合は24から引いた数が実際の差になる
  4. 差の数字で配色の種類を判断する

たとえば2:Rと14:BGの色相差は14-2=12。差が12なので補色色相配色とわかります。

まず2グループの感覚をつかんでから数字を覚える

6種類を一気に数字で暗記しようとすると混乱します。まず「差が小さい=まとまり感、差が大きい=コントラスト」という感覚を体に入れることが先決です。

自作のPCCSカラーシステムツールで実際に色相を動かしながら、差の大きさと色の印象の変化を体感してみてください。数字だけで覚えるより、目で見た体感が加わることで定着が早くなります。

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色彩検定3級の色相配色は距離で考えれば6種類が整理できる

記事のポイントをまとめます。

  • 色彩調和とはルールに基づいて美しい配色を作る考え方。センスより理論が大切
  • 色相配色は色相環上の2色の「距離(色相差)」で種類が決まる
  • 差が小さいほどまとまり感(同一→隣接→類似)、大きいほどコントラスト(中差→対照→補色)
  • 補色は差が12。色相番号の差を計算するだけで配色の種類がわかる
  • まず2グループの感覚をつかんでから、細かい数字を覚えると定着が早い

次回・第4回は「トーンを手がかりにした配色と配色の基本技法」をお届けします。アクセントカラー・セパレーション・グラデーションなど、実務でもよく使う技法をざっくり解説します。

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