色彩検定アプリを自作したら、PCCSがやっと頭に入ってきた話

「色彩検定の勉強、テキストを読んでも頭に入らない……アプリで学べないかな?」

そう思って既製の学習アプリを調べてみたところ、完成度の高いものがたくさんあることに気づきました。問題演習、単語カード、色相環の図解。正直、よくできています。

でも、そこでふと思ったんです。

「覚えられないなら、自分で作ってみたらどうだろう?」

作る過程で、否応なく仕組みを理解することになる。それが狙いでした。結果として、あれだけ頭に入らなかったPCCSカラーシステムが、自作している間にじわじわと染み込んでいきました。この記事では、その経緯と自作ツールの中身をお伝えします。

この記事のポイント
  1. 色彩検定の既製学習アプリの正直な評価
  2. 「覚えられないなら作る」という発想が生まれた経緯
  3. GeminiなどAIと一緒に自作したPCCSツールの中身と使い方
  4. 作る過程で理解が深まった体験談
目次

色彩検定アプリは既製品でも十分すぎるくらい揃っている

「テキストが辛いならアプリで学ぼう」と思い立ち、色彩検定の学習アプリをいくつか調べてみました。調べてみて素直に思ったのは、既製アプリのクオリティは正直かなり高いということです。

無料でも使える学習アプリの種類

色彩検定向けの学習アプリは、大きく分けて2種類あります。

  • 問題演習型:過去問や練習問題をひたすら解いていくタイプ。試験直前の仕上げに向いています。
  • 用語・単語カード型:色の名前やトーンの定義などを、フラッシュカード形式で覚えていくタイプ。スキマ時間に使いやすいです。

無料で使えるものも多く、「まずアプリから試してみる」という入り方は全然アリだと思います。テキストよりとっつきやすいのは間違いありません。

それでも自作しようと思った理由

既製アプリの完成度が高いとわかっていながら、それでも自作しようと思ったのは、既製アプリへの不満からではありませんでした。

単純に、こう思ったんです。「覚えられないなら、作ってみたらどうだろう」と。

PCCSの色相環やトーン図は、眺めているだけではなかなか頭に入りません。問題を解いて正解できても、「なぜそうなのか」が腑に落ちない感覚がずっとありました。

自分で作るとなると、色相の番号がどう並んでいるか、トーンがどう分類されているか、補色の関係はどうなっているか……ひとつひとつ理解しないと作れません。作ることを通じて、強制的に構造を理解することになる。それが狙いでした。

GeminiなどAIの力を借りてPCCSツールを自作した話

とはいえ、プログラミングの知識がゼロの状態でWebアプリを作るのは、普通に考えれば無謀です。そこで頼ったのが、Geminiをはじめとする「ジェミさん達」でした。

作ろうと決めてからジェミさん達に相談した

「こんなツールが欲しい」「こういう動きをさせたい」という要望を伝えると、ジェミさん達はコードを書いてくれます。プログラミングの知識がなくても、「何を作りたいか」が明確であれば形にできるというのが、AIを使った自作の面白いところです。

最初はおそるおそる「PCCSの色相環を円形に表示して、クリックしたら詳細が出るようにしたい」と伝えてみました。しばらくのやり取りの末に、動くものができたときの感動は今でも忘れられません。「本当に作れた……!」という純粋な驚きです。

作りながら自然とPCCSの構造が頭に入ってきた

ツールを作っていく過程で、予想通りのことが起きました。作業を進めるためにPCCSの仕組みを調べるうちに、気がついたら色相番号やトーン名が頭に入っていたのです。

たとえば、色相環を作るために「1番はどの色?2番は?」と順番に確認していると、R系・Y系・G系・B系という流れが自然と体に染み込んでいきます。トーンマップを作るために「vividとbrightの明度の違いは?」と調べていると、トーン同士の位置関係が頭の中に地図として広がっていく感覚がありました。

暗記しようとして覚えるより、作りながら覚えるほうがずっと早かったです。

自作PCCSカラーシステムツールを無料公開しています

こうして完成したツールを、このブログで無料公開しています。よければ実際に触りながら読んでみてください。

このツールでできること

現在使える機能は3つです。

  • PCCSカラーホイール:24色相を円形に配置した色相環。色相番号をクリックすると詳細が確認できます。補色の関係(差が12)も視覚的に把握できます。
  • トーンマップ:明度と彩度の組み合わせでトーンがどう分布しているかを確認できます。色相を選んで切り替えると、同じ色相でもトーンによって見え方がどう変わるかを体感できます。
  • 色当てクイズ:表示された色がどのトーン・色相かを答える腕試し機能です。テキストを読んだ後の確認用にどうぞ。

PCCSカラーシステム完全ガイドはこちらです。

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作った本人の正直な感想

完成度については正直に言います。既製アプリのほうがクオリティは高いです(笑)

デザインも機能も、プロが作ったアプリにはかないません。でも、自分で作ったから愛着があって使い続けられる。「ここがちょっと使いにくいな」と思ったら自分で直せる。そういう意味では、自作ツールにしかない良さがあると感じています。

何より、作る過程でPCCSの構造を理解できたことが、このツールの一番の成果です。

覚えられないと感じたら「作ってみる」という選択肢

テキストを読む、問題を解く、アプリで暗記する。勉強の方法はいろいろありますが、「作る」という選択肢はあまり語られません。でも個人的には、作ることは最強のアウトプットだと感じています。

作ることは最強のアウトプットである

人間の記憶は、ただ見たり聞いたりするだけより、何かを作ったり説明したりするアウトプットを伴うほうが定着しやすいと言われています。

色相環のツールを作るためにPCCSを調べた管理人は、気がついたら色相の並びを覚えていました。このブログで記事を書くために内容を噛み砕いていたら、気がついたら用語の意味を理解していました。暗記しようと意識した瞬間は一度もありませんでした。

「覚えられない」と感じているなら、インプットの量を増やすより、アウトプットの形を変えてみるほうが突破口になるかもしれません。

プログラミングができなくてもAIがいれば大丈夫

「自作なんて自分には無理」と思った方、安心してください。管理人もプログラミングの知識はほぼゼロです。

ジェミさん達(Gemini)に「こういうものが作りたい」と伝えれば、あとはやり取りしながら形にしていけます。完璧なものでなくていい。自分が使えればそれで十分です。

勉強に行き詰まったときの気分転換として、何か作ってみるのも面白いと思いますよ。

色彩検定アプリは既製品も自作も、使い倒してナンボ

記事のポイントをまとめます。

  • 色彩検定の既製学習アプリは完成度が高く、まず試してみる価値がある
  • 「覚えられないなら作ってみる」という発想が、理解の突破口になった
  • AIと一緒に作ることで、プログラミング知識ゼロでもWebアプリが作れた
  • 作る過程でPCCSの色相・トーン・補色の構造が自然と頭に入った
  • 完成度より「作った愛着」が継続の力になる

自作ツールはこのブログで無料公開しています。既製アプリと使い分けながら、色彩検定の学習に役立てていただけたら嬉しいです。

次回は「いきなり2級は無謀?大人が3級を飛ばして2級を狙う理由と難易度」をお届けします。

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